奉書ってなんだ？ - 室町・戦国時代の歴史・古文書講座

直状と奉書については、小島道裕『中世の古文書入門』２３ページを読んで下さい、では困るので、説明します。小島先生の『中世の古文書入門』を読めば本当によくわかります。

小さなプリンセスソフィアを使って説明しようと思いましたが、著作権とかいろいろあるので、著作権に関してクリアしやすい戦国ixaを使います。

「何？暴れている者がいるのか。ベイリーウィック、彼らに落ち着くように言っておいてくれ。」

この人（エンチャンシアのローランド２世）が手紙を出すことを考えましょう。

用事はテンパったエンチャンシア王国の国民をなだめることです。

「くぇっwてyるtyhytrがrtyくjfhfdしゅrぃjfmhdんgfb！」

国王陛下と凶器振り回しているおっさんとの間には身分差があります。そこでローランド２世国王陛下は執事のベイリーウィックに命じて自分の意思を伝達させます。いちいち国王陛下が出て行くこともありませんから。

「分かりました。国王陛下、仰せの通りにいたします。

「これ、お前たち、落ち着くんだ。国王陛下の思し召しだぞ」

ベイリーウィックはローランド２世の意思を奉じておっさんたちに伝達します。この場合、文言としては「国王陛下は落ち着くようにおっしゃっている」と国王の命令を伝えるでしょう。直接の差出人はベイリーウィックになりますが、あくまでもそこに表されている意思はローランド２世のものです。

ちなみにローランド２世役は天カードの小田氏治、おっさんは序カードの小田氏治、ベイリーウィックは極カードの小田氏治です。

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