後花園天皇の生涯−享徳三年正月一日〜十二月晦日
享徳三年
正月一日、四方拝、御薬供、小朝拝、元日節会、出御
康富記、師郷記
二日、御薬供、殿上淵酔
康富記、師郷記
三日、御薬供
師郷記
五日、叙位
康富記、師郷記
七日、白馬節会
康富記、師郷記
八日、太元帥法を行う、後七日御修法は延引
康富記、続史愚抄
十一日、県召除目延引
続史愚抄
十六日、踏歌節会、出御
康富記、師郷記
二十五日、猿楽
康富記
三十日、後七日御修法追行、二月六日結願
東寺執行日記、続史愚抄
二月一日、去月北野社穢あり、よって今月の諸社祭延引
康富記、師郷記、続史愚抄
二日、春日祭延引
康富記、師郷記
四日、祈年祭延引
康富記、師郷記
五日、釈奠延引
康富記、師郷記
七日、園韓神祭延引
師郷記
九日、大原野祭延引
康富記、師郷記
十五日、再び釈奠延引
師郷記
二十六日、春日祭追行
康富記、師郷記
二十九日、園韓神祭追行
康富記、師郷記、続史愚抄
三月三日、御燈
師郷記
二十三日、県召除目追行
師郷記（十一日、十八日、十九日、二十日、二十二日、二十三日）
二十七日、別殿行幸
師郷記
二十八日、祈年祭追行
師郷記
四月二日、平座を追行
師郷記
三日、松尾祭、平野祭延引
師郷記
四日、梅宮祭
師郷記
十日、稲荷祭延引
師郷記、東寺執行日記、続史愚抄
十三日、敷政門院七回忌、仙洞（貞成親王）において曼荼羅供、宸筆御経を供養
師郷記
十五日、日吉祭を行う、松尾祭を再び延引
師郷記
十六日、賀茂祭
師郷記（十四日、十六日、十七日）
十八日、止雨奉幣
師郷記
十九日、吉田祭延引
師郷記、続史愚抄
二十七日、重ねて平野祭延引
師郷記
五月十日、別殿行幸
師郷記
二十一日、平野祭、同臨時祭を追行
師郷記
二十四日、禁裏において不動法
仁和寺御伝
六月七日、止雨奉幣
師郷記
十一日、月次祭、神今食を延引
師郷記
十四日、祇園御霊会
師郷記
十五日、祇園臨時祭を延引
師郷記
十七日、議定所において和歌御会を行う、出御
綱光公記、師郷記
二十日、禁裏で法華八講、二十四日結願
師郷記（二十日、二十一日、二十二日、二十三日、二十四日）
二十三日、別殿行幸
三十日、大祓
師郷記
七月一日、鷹司房平に関白・氏長者・内覧・随身・兵仗などの宣下、右大臣二条持通に内覧・牛車・兵仗など元の如きのよし宣下
清贈二位宗賢卿記、康富記、師郷記、続史愚抄
七日、乞巧奠
康富記、師郷記
十六日、前内大臣洞院実熙を右大臣に任ず
康富記、師郷記
二十七日、止雨奉幣使を発遣
康富記、師郷記
八月三日、禁裏に警固の輩参ず。畠山持国と細川勝元・山名宗全の対立による
師郷記
四日、北野祭を行う、同臨時祭は延引
康富記、師郷記、続史愚抄
七日、別殿行幸
師郷記
八日、釈奠延引
師郷記
十五日、石清水八幡宮放生会延引
東寺執行日記、続史愚抄
十六日、駒牽
康富記、師郷記
十七日、北野臨時祭追行
師郷記
十八日、御霊会
康富記
この日釈奠を中止
康富記、師郷記
二十二日、洛中騒動により公家衆参内。畠山家臣団によるクーデタで政久擁立。
師郷記（二十一日、二十二日、二十三日、二十八日、二十九日、九月十日）
九月三日、御燈
康富記、師郷記
五日、去月、伊勢神宮風宮倒れる、よって軒廊御卜を行うべきのところ、故障により官寮卜形を私館に召し、本社において祈謝せしむべき旨、仰せ下す
康富記
九日、重陽節句、平座
康富記、師郷記
十一日、伊勢例弊を延引
康富記、師郷記
二十五日、再び石清水八幡宮放生会延引
十月一日、旬、平座
師郷記、続史愚抄
二十八日、再び伊勢例弊を延引
康富記
十一月一日、平野祭、春日祭延引
康富記、師郷記
二日、赤松則尚の出仕をめぐって義政と宗全が対立し、宗全引退という騒動の中で室町第行幸の準備
康富記
この日梅宮祭延引
康富記、師郷記
十三日、再び平野祭、春日祭延引
康富記、師郷記
この日吉田祭延引
続史愚抄
十四日、再び梅宮祭延引
康富記
十七日、大原野祭延引
康富記、師郷記
十八日、園韓神祭延引
康富記、師郷記
十九日、鎮魂祭延引
康富記、師郷記
二十日、新嘗祭停止
康富記、師郷記
二十一日、豊明平座を停止
康富記、師郷記
二十三日、延暦寺十一月会を行う
康富記
二十五日、重ねて春日祭延引
康富記
この月、諸社祭をことごとく停止し、あるいは延引
康富記、師郷記
十二月十一日、月次祭、神今食延引
師郷記
十九日、春日祭追行
康富記、師郷記
この日重ねて平野祭延引
二十日、重ねて梅宮祭延引、この日内侍所御神楽、この日より興福寺維摩会
康富記、師郷記
二十一日、月次祭、神今食を追行、この日関白鷹司房平に牛車宣下
康富記、師郷記
二十二日、稲荷祭を追行
東寺執行日記
二十三日、大原野祭を追行
管見記、康富記、師郷記
二十七日、吉田祭追行
康富記、師郷記
二十九日、追儺を行う、大祓は諸司に附す、この日石清水八幡宮放生会を行うはずが障りありとして行われず
康富記、師郷記
