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室町・戦国時代の歴史・古文書講座

歴史学研究者、古文書講師の秦野裕介がお届けする室町・戦国時代の知識です。

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*このページは告知用に一番上に置いています。2ページ目からご覧ください。 2020年7月22日に初めての単著を出版しました。よろしくお願いします。 www.tokyodoshuppan.com 乱世の天皇 観応の擾乱から応仁の乱まで 毎週木曜日にオンライン歴史講座の…

後花園天皇をめぐる人々ー日野勝光

久しぶりの更新です。 本日は日野勝光を取り上げたいと思います。 日野勝光は有名な日野富子の兄に当たり、その立場を生かしてかなり強引な政務運営を行い、「押大臣」(おしのおとど)と言われた、とされています。 NHK大河ドラマ『花の乱』で草刈正雄さん…

後花園天皇をめぐる人々ー満済

久しぶりの「後花園天皇をめぐる人々」シリーズです。 今回は醍醐寺三宝院門跡満済准后を取り上げます。長い長い名前ですが、実際の名前は「満済」です。 満済 醍醐寺三宝院蔵 彼は醍醐寺三宝院門跡という地位につき、准后という称号を得ていました。「准后…

『乱世の天皇』の秦野裕介が嘉吉の乱を書くと

『乱世の天皇』の秦野裕介が嘉吉の乱を書くと というか、もう『乱世の天皇』の中に書いてあるし。何格好つけてんだ、というネタでしかありません。 これが『乱世の天皇』の秦野裕介が安倍晋三政権を総括する、とかだったら格好がつくのですが、肝心の中身が…

拙著『乱世の天皇』見どころ14ー評伝だけではない

引き続き今谷明氏にいただいた拙著へのレビューを取り上げます。 weekly-economist.mainichi.jp 冒頭に書いてあります「評伝の形式取りつつ室町期の特異な状況活写」ですが、要は後花園天皇の評伝というに止まらず、室町時代の朝廷と幕府の関係を描き出した…

拙著『乱世の天皇』見どころ13ー天皇論との関わり

前エントリに引き続き今谷明氏による『週刊エコノミスト』2020年9月1日の書評に関連した話です。 weekly-economist.mainichi.jp 今谷氏は次のように述べます。 戦後の論壇では天皇に関する問題は甚だ微妙であり、学界でも天皇の事績を論ずることはタブ…

拙著『乱世の天皇』見どころ12ー今谷明先生による紹介

今谷明先生が『週刊 エコノミスト』2020年9月1日号で拙著をご紹介くださっています。 weekly-economist.mainichi.jp 週刊エコノミスト 2020年09月01日号 [雑誌] 今谷先生といえば、拙著のあとがきにも記しましたが、拙著の出発点と言っても過言ではな…

拙著『乱世の天皇』見どころ11ー海域アジアへの目配り

これはまあ、ゆるく自慢が入ってますが、拙著『乱世の天皇』の見どころの一つは第八章「後花園天皇の時代の海域アジア」です。後花園天皇の本で海域アジアとの関係を述べた書物は初めてでしょう。というか、後花園天皇の評伝が初めてでした。 というネタはさ…

足利義教にまつわる誤解

足利義教の評伝をいつかどこかで書こうと決めましたが、まずはネタ作りです。 NHKの「知恵泉」という番組でそういえば足利義教が取り扱われていました。ググってみるとその番組の中身が分かりました。ただかなり違うんじゃないかな、と思わせるところがあり…

足利義教の評伝の構想

後花園天皇の評伝を書くと、次の課題は足利義教の評伝です。 言わずと知れた室町幕府六代将軍です。足利義満の子として生まれ、青蓮院門跡から延暦寺の天台座主を務めた高僧です。兄の足利義持の死去に伴い、くじ引きで将軍に選出され、将軍権力を強化しよう…

本の文字数はどれくらいの字数なのか

拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)の話です。 www.tokyodoshuppan.com 著書はどれだけの文字数なのか、という話です。 作家であり、出版社経営をしていらっしゃる木暮太一氏の動画を見ていました。 https://www.youtube.com/watch?v=BBg25fZYipM 「10万字は…

拙著『乱世の天皇』見どころ10ー読み仮名再び

拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)の見どころというか、苦労の跡です。 www.tokyodoshuppan.com 読み仮名にかなり力を入れている話をしていますが、僧侶の名前も悩みどころです。 例えば誰でも知っていると思いますが、源実朝を暗殺した「公暁」、もうこれは…

拙著『乱世の天皇』副読本4ー後小松天皇

拙著『乱世の天皇』を読むときに知っておくと役に立つ知識です。今回は後小松天皇を取り上げます。 後小松天皇については以下のエントリで取り上げたことがあります。 sengokukomonjo.hatenablog.com sengokukomonjo.hatenablog.com あまり有名な人物ではな…

拙著『乱世の天皇』副読本3ー後光厳天皇の子孫

本エントリは拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)の副読本として、歴史に詳しくない方が拙著を読むときに、あった方がいい知識を記しています。 『乱世の天皇』–株式会社東京堂出版 今回は「後光厳皇統の人たち」というテーマですが、拙著では「皇統」という言…

拙著『乱世の天皇』副読本2ー観応の擾乱

本エントリは拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)の副読本として、歴史に詳しくない方が拙著を読むときに、あった方がいい知識を記しています。 www.tokyodoshuppan.com こちらと同内容です。こちらのサイトは小中学校向けに社会の情報を発信しています。場合…

拙著『乱世の天皇』副読本1ー両統迭立

拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)は一応東京堂出版という歴史・古文書を中心とした出版社から出ています。 www.tokyodoshuppan.com そのため、かなりコアな歴史ファン相手のため、全く歴史をご存じない人にとっては通読するのは少し骨が折れるかもしれませ…

拙著『乱世の天皇』見どころ9ー巻末の参考文献

ツイッターの相互フォローさんのツイートで嬉しいものがありました。拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)巻末の参考文献欄にご注目くださっています。そこも私なりに一つのこだわりとなっています。 www.tokyodoshuppan.com なお拙著は現在全国の書店で好評か…

拙著『乱世の天皇』見どころ8ー天皇家の名前

拙著『乱世の天皇』の読み仮名の苦労を前エントリでしましたが、天皇家の諱(いみな)は結構苦労することが多いです。 茂仁(とよひと)=後堀河天皇 秀仁(みつひと)=四条天皇 豊仁(ゆたひと)=光明天皇 幹仁(もとひと)=後小松天皇 成仁(ふさひと)…

拙著『乱世の天皇』見どころ7ー読み仮名の苦労

これは「見どころ」というか、苦しむところなのですが、読み仮名の苦労です。 読み方が定まっている名前は簡単です。「足利義政」というのはそれなりに歴史に関心のある方であれば読み仮名は不要でしょう。しかしもちろん拙著を手に取られ、読んでいただく方…

拙著『乱世の天皇』見どころ6ー後花園天皇の晩年

後花園天皇(厳密には上皇、以後全て後花園天皇に統一する)の出家は帝王不徳の責めを感じて出家したのは事実ですが、それはいわゆる引責辞任というようなものではありません。後花園天皇は閉眼の直前まで、さらには死後もなお「戦い続けた天皇」でした。 拙…

拙著『乱世の天皇』発売開始!

拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)が本日ネットショップで発売受付が開始されました。 www.tokyodoshuppan.com 目次です。 序章 天皇存続のキーパーソン後花園天皇第一部 分裂する天皇家 第一章 天皇家の分立 第二章 南北朝内乱 第三章 後小松院政の展開第二…

拙著『乱世の天皇』見どころ5ー津軽安藤氏は十三湊に還住していない

発売も近づいてきた拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)ですが、いきなり津軽安藤氏が出てくることに戸惑う方も多いかもしれません。しかし拙ブログにて何回も述べてきたように、後花園天皇は東北・北海道史にもゆかりの深い天皇です。拙著の、他の後花園天皇…

拙著『乱世の天皇』の装丁が出来上がりました

拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)の装丁が出来上がってきました。 東京堂出版様のサイトから見ることができます。 www.tokyodoshuppan.com ご担当くださったのがここの常松靖史様です。 tune09.sakura.ne.jp 実は私は出版の本をいくつか購読していまして、…

拙著『乱世の天皇』見どころ4ーアンチヒーロー

今日は何の日、後小松天皇の誕生日だそうです。 拙著として7月末に出版予定の『乱世の天皇』(東京堂出版)の見どころ紹介です。 乱世の天皇 観応の擾乱から応仁の乱まで 後小松天皇はどんな人でしょうか。詳しくは過去ログをご覧ください。 sengokukomonjo…

拙著『乱世の天皇』見どころ3ー室町時代のヒーロー

拙著『乱世の天皇』関連のネタです。室町時代のネオヒーロー(阪神タイガースのアンディ・シーツの応援歌)を提案しようと思っています。 乱世の天皇 観応の擾乱から応仁の乱まで 今谷明氏の『謎解き中世史』という本があります。 謎解き中世史 この中で永井…

拙著『乱世の天皇』見どころ2ー嘉吉の乱

考えてみれば今日、6月24日は嘉吉の乱の日でした。というわけで慌ててアップします。 乱世の天皇 観応の擾乱から応仁の乱まで 嘉吉の乱をざっくり説明しておくと、六代将軍足利義教が播磨・美作・備前守護職であった赤松満祐に暗殺された事件です。 足利…

拙著『乱世の天皇』見どころ1ー禁闕の変は後南朝復興運動ではない

拙著『乱世の天皇』見どころのご案内です。 乱世の天皇 観応の擾乱から応仁の乱まで 禁闕の変をご存知でしょうか。 こちらでアウトラインを紹介しています。 sengokukomonjo.hatenablog.com もっと手短にまとめますと、後南朝の皇胤である金蔵主と通蔵主、後…

拙著『乱世の天皇ー観応の擾乱から応仁の乱』(東京堂出版)刊行のお知らせ

拙著が発売されます。 乱世の天皇 観応の擾乱から応仁の乱まで 皇統の分裂を引き起こした後嵯峨上皇による後深草天皇から亀山天皇の譲位を皮切りに天皇家は自律性を失い、幕府を倒壊に追い込み、日本社会を動乱に巻き込みました。その余波は足利義満による統…

渡邊大門編『考証 明智光秀』(東京堂出版)発売のお知らせ

渡邊大門編『考証 明智光秀』(東京堂出版)発売開始です。 私も第四章「明智光秀と京都支配」を書いております。よろしくお願いいたします。 www.tokyodoshuppan.com 考証 明智光秀 内容紹介 出自や正確な生年月日さえも未だにわかっていない明智光秀。しか…

後花園天皇の死後の内紛?般舟院のスペックが半端なくすごかった?

久しぶりの更新です。 昨日オンライン日本史講座で泉涌寺について話していたのですが、思いっきり参考にした久水俊和氏の『中世天皇葬礼史』(戎光祥出版、2020年)で般舟三昧院について書いてありました。 そこで久水氏は後花園天皇の仏事をめぐる般舟…